私は、ディマシュのカザフスタンでのソロコンサート見るために、無謀な一人旅を決行しました。
カザフ語も、ロシア語もわからない。英語はハローとサンキューしか言えない。でも行きたい! 絶対に行きたい!
抗がん剤の後遺症とホルモン療法の副作用で体調がよくないけど、何としても行きたい!!
ばあちゃんには、主人が単身でいる東京の自宅へ一週間行ってくるといいました。嘘ではありません、確かに旅行の往復に立ち寄りますから(笑)
「よく家族が許したわね。」という人がいたけど、いつも私は物事を一人で決めて一人で実行するので、主人も息子もなんにも言いませんでした。
実家の森川農園のアスパラガスの出荷を毎朝手伝っていたためか、ホルモン剤の副作用かはわからないけど、実は2~3日腰痛に悩まされていました。
こんなんでカザフスタンへ一人で行けるのだろうか? とちょっと不安でした。
東京へ着いてまず一番に、谷中ほぐしの森へ直行。柚子さんに診ていただいたら、股関節からきている痛みのようでした。がん患者である上に、私は両足が人工股関節なのでした ( ノД`)シクシク…
柚子さんに診ていただいたおかげで、旅行の間中、腰痛にならずにすみました。ラッキーでした!
2019年6月25日、いよいよ日本からカザフスタンへ向けて飛び立ちます。
何を忘れてもこれだけは忘れられない。パスポート!!
パスポートとクレジットカードと携帯の3点セットがあれば、あとはなんとかなるはず。
朝が早かったけど、日ごろ森川農園の手伝いで5時起きだから、それほど苦になりませんでした。
8時30分のフライトだけど、6時すぎには羽田へ着きました。朝が早いからどこもすいています💓
まずは中国国際航空のカウンターを探して手続き。荷物も預けます。ここの係は日本人なので楽勝。
受付も、両替も、登場口も空いています。
両替では、カザフスタンの通貨「テンゲ」にかえる事が出来ないので、まずは「ドル」にかえます。
ここも日本の銀行なので、問題なし。
今回は、まさか自分がカザフスタンへ行くことになるなんて思ってもいなかっいたので予算もありません。
最安値で検索して、中国際国航空で行くことにしました。
この時には、ヌルスルタンには日本からの直行便がありませんでした。この1か月後、成田⇔ヌルスルタン の直行便ができました。ディマシュが2019年11月に初来日した時には、この直行便で来ました。
セキュリティチェックを通り、搭乗口がある方へ進みます。
私は人工股関節で、両足の股関節にチタンが入っています。なので、毎回大きな音で「ブッー」と鳴って、全身をチェックされます。もう慣れているので、「私の両足はオペでチタンが入っています。」と英語で言えるように暗記しています😢
My hip joint is titanium. I had an operation.
だいたいこれでわかってもらえます。
朝ごはんは、しばらく日本食は食べられないだろうからと天ぷら定食。糖質制限中なので、ごはんは少し残して天ぷらは完食。飛行機でもご飯が出るはずだから食べ過ぎてはいけません。
この日は、Tシャツとジーンズの上に、自分で作った着物リメイクの上着を着ました。この上着が大活躍しました!!
旅行へ行くときも、いつもは動きやすいようにパンツにシャツなど、カジュアルな恰好で出かけます。今回も移動中や観光の時はラフな恰好で過ごす予定です。
でも、コンサートと、プレパーティというDearsが集まるところへは、日本からはるばる来たということをアピールしたい。なので、自分で着物をリメイクして数点持って行きました。
さてここまで順調に来ました。多分、緊張しているのだろうけど、そんなことを感じる余裕もありませんでした。
そしてまずは北京に向けて飛びたったのでした。
つづく