FB友達が、私が以前書いたブログの記事を紹介してくださっていました。
私も久しぶりに読み直しました。
最初にこの記事を書いたのは、2020年9月12日。
あれからいろいろありました。コロナのパンデミックもあったし、戦争もおこりました。
それでも先ほど見直したら、今でも私の考えが変わっていませんでした。もう一度紹介しますね。(一部加筆)
画像はハズレット スルタン モスク。 東洋一の広さのイスラム寺院です。
私は2019年6月29日のアスタナでのソロコンサート ARNAU に行ってきました。
その時にアスタナでご一緒した方たちと、ひょんなことからディマシュジャパンファンクラブのお手伝いをすることになり、2019年の9月~12月までお手伝いをしていました。
今は何もしていません。前代表(初代代表)がやめて、新しい代表に引継ぐときに、私たちもやめました。
その時に聞いたり、感じたりしたカザフスタンの国民性やその他について感じた事について書きます。
これはあくまでも私個人の感じたことです。しかも2019年の情報なので今はちがっているかもしれません。その点はどうぞご了承くださいネ。
カザフスタンは1991年に旧ソビエトから独立しました。独立国となってからの歴史は浅いものの、国土面積は日本の約7倍ととても大きな国で、人口約1,800万人の人々が暮らしています。
首都は1997年にアルマトイからアスタナに移されました。2019年アスタナはヌルスルタンと名前を変えました。そして2022年9月、再度アスタナに改称されました。
国語はカザフ語ですが、公用語はロシア語です。宗教はイスラム教徒が大半です。
カザフスタンの人口の約70%を占めるのが、カザフと呼ばれる民族です。カザフの多くはもともと遊牧民で、20世紀のはじめまではほとんどが遊牧生活をしていました。
1930年代、ソ連の構成国となってからは、近代的で大規模な定住政策が行われたため現在のような暮らしになっています。
カザフスタンは、いろいろな帝国が栄え、滅亡し、ソ連の構成国となり、カザフスタンとして独立した背景があります。
ソ連の構成国だったときに遊牧を禁止され、定住するようになりました。
国の支配者が変わる中でも、自分たち固有の文化や習慣を守ってきた自尊心と独立心、そして自由であることへの強い思いや憧れがあるのだと思います。
ディマシュの愛国心は、時々インタビューでも聞くことができます。カザフスタンをたたえる歌も、たくさん歌っています。
そして家族の絆が非常に強いです。厳しい政治的な環境、激しい自然環境にいたからこそ、家族の絆が強くなければ生きていけなかったのでしょう。
それは現代のカザフスタン人でも同じです。ディマシュのインスタを見ればわかるように、今でも変わらない家族・親族を大切にする心、強い絆が感じられます。
カザフスタンは中央アジアに位置しています。様々な国と国境を接しており、歴史的な事情から混血の人も多いです。
カザフスタン国民の多くを占めるのが「カザフ」と呼ばれる民族で、現在の人口の約70%を占めると言われています。テュルク系とも呼ばれる民族で、その起源はトルコ系です。
同じアジア人ということもあり、日本人の黄色い肌の色や目鼻立ち、暗い髪の色と特徴が良く似ています。
私が2019年、ディマシュのコンサートでアスタナに行った時も、日本人にそっくりで、道を歩いていても全く違和感がありませんでした。カザフスタンの女性は、特に日本とよく似ています。
カザフスタンは1991年に独立宣言をして旧ソビエト連邦から独立したことから、ロシア系の人々も多くいます。彼らの外見的特長はロシア人そのもので、白い肌に明るい髪色の人が多いです。なかには碧眼の人もいます。
カザフの男性に見られる特徴には、とても男性的な事があげられます。黄色い肌に、モンゴル系の骨格のしっかりとした幅広い顔、しっかりとした眉などが特徴です。髭も濃い人が多いです。
ディマシュは線の細い感じですが、まわりのカザフ人男性はがっしりした男っぽい人が多い印象です。
歴史的な特徴から、ロシア系とカザフ系というハッキリと見た目の異なる民族が同じ国民として暮らしているという点はカザフスタンの特徴とも言えます。
カザフスタン人の約70%がイスラム教徒です。イスラム教徒としての規律を守る姿勢は見受けられますが、必ずしも戒律に厳しい訳ではありません。
スーパーにはお酒が普通に売られているし、スカーフをかぶっている女性も多くはありませんでした。
2019年アスタナに行った時にも、時間になるとひざまずいてお祈りをするという人も見かけませんでした。
またイスラム教徒の多い国ながら、中華風の建物もたくさんありました。
一般的なイスラム教の戒律として、結婚以外の性交渉は禁止されています。浮気の禁止や婚前交渉の禁止などがそれにあたります。でもカザフスタンで、これが今でも厳格に守られているのかどうかは、私にはわかりません。面と向かって聞けないですもん(笑)
一般的なイスラム教では、恋愛においても婚前の性交渉禁止といった戒律があり、これを破ってしまうと罰則が与えられる国があります。カザフスタンの人々の多くは、恋人関係にあっても結婚するまでは性交渉をしないというのが男女ともに当たりまえといわれています。今でもそうなのか? それも私にはわかりません。カザフ人に聞いたわけではないので (;^_^A
でも欧米や日本に比べて、恋愛関係になったら、すぐに結婚するようだとは思いました。
ディマシュの友達も、昨年から結婚ラッシュです。男性が25歳だと日本ではかなり早いですよね。
欧米や日本では、いろいろ恋愛を体験して、男性なら30歳前後から、そろそろ結婚するか、という人が多いのではないでしょうか。
ディマシュジャパンファンクラブのお手伝いをしたときに、初代代表から聞いたお話です。
2019年の話なので、今は変っているのかもしれません。
ディマシュをマネージメントしているのが、ディマシュのパパのカナトです。ディマシュの仕事関係は、すべてパパに連絡しなくてはいけないのです。
公開されている事務所のメールアドレスにメールを送っても、知らない人のメールには返事をくれないのです。とにかく知らない人には返事がないのです。ですから、パパと親しい人からパパに紹介してもらい、知ってもらう必要があるのです。
それから、知っていても信頼できない人には返事をくれないのです。ロシアの大きなファンクラブがあるのですが、そこにもパパから返事がこないと言っていました。
初代代表は、数回カザフスタンへ行き、直接パパと会う機会を何度か得て、やっとメールへ返事が来るようになったのです。
その前に、まずはパパを紹介してくれる人と親しくならなければいけません。彼女は、日本語と英語のバイリンガルでしたが、なんとか意思疎通ができるようにと、カザフ語とロシア語も特訓をしていました。
そして、インスタを通していろいろな人と交流していました。そして、偶然が何度も重なって、やっとパパに紹介してもらったという事でした。
カザフ人はもともと遊牧民族です。周りの国から侵略されたり、旧ソビエトに支配されたりして来ました。だから簡単に人を信用しないかもしれない。まちがった人を信用すると大変なことになるという事が、今でもしみついているのかもしれません。
ですから、信頼するまで時間をかけるし、会って確信を得た人しか心を許さない、と言う事なのかなと想像しました。
そんな事情があって、ディマシュの情報はなかなかか日本には入ってこなかったのです。
そして、やっとメールがかえってくるようになってからも、返事は何日もかかったり、帰ってこなかったりでした。その間何もできず、ただひたすら待つことしかできないのです。
世界中のファンクラブは、直接に情報が入ってこないので、情報が入ってくるファンクラブから、情報を流してもらうという事をしないといけません。ファンクラブトップの会があるようなのですが、世界中にファンクラブがあるので24時間体制なのです。
しかもこの会へも、インスタなどでアピールして認めてもらわないと、入会するように誘ってもらえないという事でした。
彼女は一人で運営していたので、ゆっくりと睡眠時間もとれない状況でした。なにからなにまで一人でやらなければならず、とうとう体を壊してしまいました。
これはすべてボランティです。各国のファンクラブトップの人たちも、疲れ果てて1年もすれば交代する事が多いと聞きました。
全てが、ディマシュへの無償の愛で成り立っている世界でした。
でもどんなに愛をつぎこんでも、ディマシュを一人占めにはできないし、何の報酬を得る事も出来ないのです。それでもやってしまうという事は、ディマシュの歌にはそれだけの魔力があるという事なのです。
私も疲れはててファンクブラとかかわるのはやめました。
何からなにまで、私の想像を絶する不思議な世界でした。
今はDimashNewsができたから、そこへ連絡したり、そこから返事が来たりするのかもしれません。
今、ディマシュはアメリカへ渡り、ロスで仕事をしています。いつまでこの生活を続けるのかな? ディマシュの夢がかなうまで?
かつてディマシュは「いつか国にグラミー賞を持ち帰りたい」と口にしたことがありました。
今後はどうなるのかわかりませんが、ディマシュにとってもdearsにとっても輝かしい未来が訪れますように!
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